今日は行政法における極めて重要な指針である、信頼保護の原則の全体像を整理しました。
行政は国民に対して強力な権限を持ちますが、その権限をいつでも自由に行使していいわけではありません。国民が「行政

「行政行為」をテーマにした10日間の学習、最終日は全体の構造を俯瞰しました。
これまで、分類・許可・公定力・取消しといった個別のパーツを学んできましたが、これらはすべて「行政と国民のバランスをどう取るか」という一つの目的のために存在しています。行政行為を理解することは、行政法の地図を手に入れることと同義です。
行政法という巨大な体系の中で、行政行為は「ハブ」のような役割を果たしています。
このように、すべての論点は「行政行為」を起点に展開されています。
この10日間で学んだキーワードを振り返ると、行政法が抱えるジレンマが見えてきます。
行政法とは、この相反する2つの価値を、行政行為という器の中で絶妙にコントロールする技術なのです。
「行政行為」の性質を理解したことで、次に何を学ぶべきかが見えてきました。次は、この行為がなされる「手前」のルールである行政手続法や、行為の「後」の救済である行政不服審査法へと、知識のネットワークを広げていくことができます。
[Image summarizing the lifecycle of an administrative act: from procedure to execution and remedy]