今日は行政法における極めて重要な指針である、信頼保護の原則の全体像を整理しました。
行政は国民に対して強力な権限を持ちますが、その権限をいつでも自由に行使していいわけではありません。国民が「行政

今日からは、行政法学習の大きな山場である行政事件訴訟法に入りました。まずはその全体像と、中心的な役割を果たす抗告訴訟について整理しました。
行政法には、行政がルールを守るための「手続法」だけでなく、行政によって権利を侵害された国民を救うための「救済法」としての側面があります。その中核を担うのが、裁判所に訴えを起こすこの法律です。
行政に関する訴訟は、大きく分けて4つの類型があります。まずはこの「箱」をイメージすることがスタートです。
抗告訴訟とは、行政庁が「公権力の行使」として行った処分や裁決に納得がいかない場合に起こす訴訟の総称です。代表格は「取消訴訟」ですが、それ以外にも無効確認や差し止めなど、状況に応じた武器が用意されています。
行政は民間の対等な契約とは異なり、一方的に命令を下せる「優越的地位」にあります。だからこそ、その行き過ぎをチェックするための特別な訴訟ルールが必要なのです。
かつては「事後的な取り消し」がメインでしたが、現在の制度では、不当な処分がされる前に止める(差止訴訟)ことや、やるべきことをやらせる(義務付け訴訟)ことも可能です。
今日、学習を始めて強く感じたのは、行政事件訴訟法は単なる争いのルールではなく、国民の権利を守るための最後の砦であるということです。